女王

家では父と母を好き放題に使い、
実家では祖父母から下にも置かぬもてなしを受け、
ご近所でも一番小さいので皆さんに優しくしていただき、
娘はすっかりわがままな女王として君臨している。
しかしキッズスペース等、子供達の集まる場所へ行くと
事情は一変し、少し年上の子にぶつかられたり、
遊ぼうと手を伸ばしたおもちゃを横からかっさらわれたり、
それだけならまだしも持っているおもちゃまで
無理矢理奪い取られると言う事もあり、
その度に全身で泣いている。
「可哀想だが、そうやって揉まれて行くが良い」などと
この程度の事で娘を千尋の谷に突き落とした気分に
なっています。
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