値段

大阪では「これいくらで買ったと思う?」等と聞く場合、

殆ど安物自慢なのですが、こういう質問ははっきり言って面倒くさい。

だいぶ高めの値段をわざわざ答えてやらねばならないからだ。

思った値段をそのまま答えると、相手は複雑な顔をしたり、

「空気読めよ」と言いたげな顔をする。面倒くさい。

先週彼女に早めのクリスマスプレゼントをもらったので、

昨日は彼女のプレゼントを阪急百貨店に一緒に買いにいく。

4階か5階か忘れたが、名だたるブランドが集結しているフロアが

あって、そのフロアは完全に冷やかしの為に見物した。

「へえ、このブランドはTシャツなんかもあるのか」等と感心しながら

好奇心で値札を見ると6万円だった。胸元にビーズで刺繍をしているTシャツ

でしたが、自分なら一桁少なくても「高い」と即座に手を引っ込める値段です。

こんなのを買う人が世の中にいるんだろうなあ。

ここまでくると嫉妬さえ許されない感じです。

そのような異次元の空間をさまよった後、プレゼントを買って

おいしいご飯を食べて帰った。

友人に「これいくらで買ったと思う?」とTシャツを見せられたら、

自分は高く見積もって「7千円くらい?」と返事すると思うが、

「6万円したんだ」と言われたら、たぶん頭から信じないか、

何故買ったのかを問い詰めそうです。